
教師を辞めようと思っています…。

どうして?

中学校教師が忙しすぎて、自分の時間が持てないのが辛くて…。

忙しいことが一番の理由なら、校種を変えてみるのはどう?
教師の仕事を始めたけれど、理想と現実のギャップに苦しんで教師を辞めたいと思うことは多くの先生が経験していることかと思います。
『教師の仕事=ブラック労働』というイメージの通り、やりがいはあるけど、時間的な拘束も残業代が出ないのもキツイ…。
そんな状況に直面して、教師の仕事を辞めようと悩んでいる方に伝えたいこと
まずは、学校の校種を変えてみませんか?
今回は、仕事が辛いから教師を辞めたいという方に、「教師目線から感じた学校の校種の働き方の特徴」についてお伝えします。
- 中学校の働き方のリアルって、どう?
- 高等学校の働き方のリアルって、どう?
- 特別支援学校の働き方のリアルって、どう?
ちなみにこのブログを書いているコレコレ先生は、中学校・高等学校・特別支援学校で教師としての勤務経験があるので、教師目線に立った校種による働く環境のリアルな違いを知っていて、レポートしています。
実際に中学校って、どんな職場なの?
高校の先生って、どうなの?
特別支援学校の先生って、どうなの?
もし、教師の仕事を辞めたいと思っているなら、まずは校種による働き方の違いを知ってから考えてみてください!
カテゴリー
Contents
教師を辞めたい理由は?


まず、あなたが教師を辞めたい理由ってなんだろう?
教師を辞めたいと思った方は、まずは辞めたい理由を明確にしましょう。
- 労働時間が長すぎる
- 教師や生徒と人間関係がうまく築けない
- 他にやりたいことがある
ご存知の通り、教師の仕事は長時間労働が当たり前で理不尽なことが多い一方で、とてもやりがいのある仕事です。
それでも教師を辞めたいと思ったということは、生きていくうえで何かしらの譲れない部分に引っかかった場合が多いはず。
人によって、教師を辞めたいと思う理由は様々。
まずは、あなたが教師を辞めたい理由をしっかりと分析して考えてみましょう。

労働時間が長すぎることが教師を辞めたい一番の理由なら、労働時間の短い校種に異動できれば教師を続けられるかもしれませんよね?
小学校・中学校・高校・特別支援学校の校種による働き方の違い


「学校の先生」と一つの仕事にくくりたくなるけど、小学校・中学校・高校・特別支援学校の先生の働き方って、全然違うんだよ!

僕は中学校で働いてるので、他の校種のことはよくわからないですね…。
小学校・中学校・高校・特別支援学校と、学校で働く教師という仕事は同じです。
もちろん雇用主や給料の出どころも各都道府県の自治体で同じですが、実際に働いてみると、校種によって教師の仕事や働き方は全然違います。
小学校教師の働き方、中学校教師の働き方、高校教師の働き方、特別支援学校教師の働き方は全然違うので、そのリアルな働き方を知って、もし辞めたい理由が解消されるなら、校種異動を希望するといいですよね!
中学教師のリアルな働き方や、仕事の特徴をまとめました。
個人的には中学教師はやりがいも多い反面、最もブラック職場化しやすい傾向にあると思っています。
- 一人当たりの仕事量が多い
- 勤務時間が圧倒的に長い
- 授業のコマ数が多い(週に24時間くらい)
- 生徒の問題行動を止められないストレスが大きい
- 1年生から3年生で、生徒が大きく成長するところに関われる
最もブラック化しやすい職場が中学校。
勤務時間が一番長く、土日も休めず、仕事量も多くて、精神的な負担も大きい。
反面、生徒は3年間で最も成長する時期なので、やりがいもある。

中学教師のリアルな働き方は、「中学教師のリアルな働き方…」に詳しく書いてあるので、気になる方は読んでみてください!

高校教師のリアルな働き方や、仕事の特徴をまとめました。
個人的には高校教師は中学教師に比べて働き方はホワイト化されている印象です。
- 一人当たりの仕事量はそこそこ
- 機械警備を導入しているので退勤時間が決まっている(だいたい19時頃)
- 授業のコマ数もそこそこ(週17時間くらい)
- 赴任する学校によって学校の色や生徒の特徴が全然違う
- テスト期間などは平日に有給をとりやすい
赴任する勤務校によって求められる仕事が全然違うのが高校教師の特徴。
進学校と学業困難校は本当にやることや求められることが違うので、自分に合った校種がきっとある。
退勤時間が決まっているので残業もほどほど、一人当たりの仕事量もほどほど。
「学校」という職場の中では、比較的良い職場になりやすい。

高校教師のリアルな働き方は、「高校教師のリアルな働き方…」に詳しく書いてあるので、気になる方は読んでみてください!

特別支援学校教師のリアルな働き方や、仕事の特徴をまとめました。
個人的には特別支援学校の教師は勤務時間は一番短いものの、教員同士の人間関係のトラブルが多くて精神的に病む人が多い印象です。
平均年齢がとても若く、働いている人数も多いので、きっと気の合う仲間とも出会えますよ!
- 一人当たりの仕事量は少なめ
- 空き時間がないため、17時までが慌ただしい
- 生徒が動き回ることが多く、体力仕事な面もある
- 長期休暇はまとめて休みをとれる
- 複数人で担任をもつので、人間関係の繋がりが濃くでストレスがかかることも
- 授業がどんなにクソでも生徒からの苦情が出にくいため怠惰な人も一定数いる
一人あたりの仕事量は少ないけど、けっこう体力仕事。
日々は慌ただしいけど、長期休暇は部活もなくて生徒も来ないのでまとめて休みがとれる。
複数人で担任をするため、一緒に組む人によっては精神的な負担が大きいこともあるし、気の合う仲間とも出会いやすい。

特別支援学校教師のリアルな働き方は、「特別支援学校教師のリアルな働き方…」に詳しく書いてあるので、気になる方は読んでみてください!

教師として働くあなたの生き方に合った校種は?

学校の校種によって、随分特徴が違うんですね…

あなたの働き方や、やりがいの感じ方によって、あなたに合った校種を選ぶのもいいよね!

でも、そんな簡単に異動ってできませんよね?

確かにそれぞれの校種の免許が必要だしね。
でも、自治体としては辞められるよりは異動してくれたほうがいいから、校長や教育委員会に相談するといいよ!
あなたの困り感は、あなたにしかわかりません。
あなた自身を守るためにも、今の苦しい状況を校長や教育委員会に相談してみてください!
あってはいけないことですが、残念ながら校長先生は人柄によって寄り添ってくれないケースもあります。
そんな時には迷わず教育委員会に相談しましょう。
近年の『教師=ブラック労働』というイメージにより、教師の仕事を辞めたいという方は多くいます。
そういった事情もあって、現場の教師から教育委員会に相談した場合、教育委員会からヒアリングが校長に入り、校長もあなたへの接する態度がコロっと変わることは珍しくありません。
今まで親身になってくれなかったのに、教育委員会から連絡が入ると校長は動いてくれるといった残念なケースもあるので、ぜひ頼れるところに相談してみてください!

きちんとした手順を踏めば、あなたが教師として働きたい気持ちを尊重してくれますよ!
それでも教師を辞めたい人は、転職しよう!

それでも教師を辞めたいと思った方は、教師の仕事に固執せずに思い切って転職活動を始めましょう!
仕事は教師以外にもいくらでもあります。
教師を選ぶ方は真面目な方が多いので、『仕事を辞めて次の仕事が見つかるのかな』『3年くらいは続けよう』と考える方も多いかと思いますが、あなたのメンタルが壊れてしまったら、次の行動へうつるのがもっと大変になってしまいます。
仕事はどんどん変えていい時代。
あなたの理想の働き方が見つかりますよ!
僕自身も教師の仕事は引退して、今は教師時代と同じくらいのの収入を得て、休日を家族で過ごす幸せを感じています。
あなたの働き方を考えてみてください!